東京オリンピック の開催がいよいよ迫ってきました。日本は様々な競技でメダルの獲得が期待されていますが、今回は東京オリンピックで新たに採用される競技を簡潔に説明してきたいと思います。

空手

沖縄発祥の格闘技である空手が東京オリンピックで五輪デビューを飾ります。オリンピックでは「形」と「組手」の2種類の競技が採用されます。形は仮想の相手を意識した一人で行う演武です。一方の組手は決められたコートの中で選手が一対一で戦い、決められた時間内でポイントを競います。

注目選手

形:日本からは喜友名諒選手と女子の清水希容選手にメダル獲得の期待がかかります。

組手:男子84kg級の荒賀龍太郎選手、女子68kg超級の植草歩選手に注目です。

スケートボード

ストリートスポーツの印象が強いスケートボードが五輪競技に加わります。ストリートとパークの2つの競技が行われます。ストリートは、手すりやベンチ、坂や壁を設けたストリートを模したコースで技の難易度と完成度を競います。

一方のパークはコースに湾のような窪みが幾つも設けられ、空中に飛び出すエアトリックの出来が勝負の行方を左右します。

注目選手

メダル候補は本場アメリカの選手です。2018年のVANSパークシリーズで優勝したトム・シャー選手や女子のニコル・ハウゼ選手が日本選手のライバルになりそうです。

サーフィン

トリックの完成度で勝負を競うサーフィンをオリンピックで見ることができます。選手達は、約180センチの長さのサーフボード(ショートボード)に乗り、ターンさせて波を乗りこなさなければなりません。5-7人のジャッジが技の難易度に加え、スピードやパワーを考慮して採点を行います。

注目選手

男子では本場アメリカのジョンジョン・フローレンス選手、さらには、伝説のサーファーであるケリー・スレーター選手が出場する可能性があります。女子ではサリー・フィッツギボンズ(豪)が有力なメダル候補です。

スポーツクライミング

Sports Climbing

簡単に言うと壁をいかに早くよじ登るかを競う競技です。壁には突起(ホールド)が幾つも設けられており、選手はこのホールドを頼りに駆け上がるように登っていきます。純粋にスピードを競う「スピード」、4分の制限時間内に難関なコースを登る「ボルダリング」、6分で登れる高さを競う「リード」が行われます。

注目選手

日本のボルダリングを引っ張る野口啓代選手にメダルの期待がかかります。